過去拍手倉庫

□素直になれない。
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「すーーすーーむ」
カララと襖をあけて入ってきた女を見やり、ため息をつく。



「なんや。また来よったんか。
今回はどこや?」


えへへと笑いながら、その人物は人差し指を突き出す。



「切っちゃった」



見ると、差し出された人差し指の指先からじんわり血が滲んでいる。



「なんでこんなん切ったんや。アンタの剣の腕なら傷なんて追うまえに
相手死んでるはずやろ。」


そういうと、ぷぅーっと頬を膨らせて。

「ちがうもん。剣で負けたんじゃないもん。」
「じゃあ何で切ったんや」



「…包丁で」
うぅとバツが悪そうに言う。



しゃーないな、と言いながら消毒をしていく。


「慣れへんねんやったら、しょーもないことすんなや。」





ススムは何もわかってないよ。
私が怪我するのは、ススムに治療してほしいから。
ススムに会いたいからだよ。
…ばかススム。










包丁とか握ったことないくせに無茶すんなや。
好きな女が怪我して来るの見たくないやんか。



ススムって書きやすいかも。。拍手ありがとうございました!感謝!!

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