萌える血



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肉体に、精神の轍。
黒が去り、白が怯えた。


月が認めたあの傷から、
赤い赤い花が浮き、
赤い赤い花弁を散らし、


太陽のような、野生の花が、
次にやってくる季節が落とすであろう闇に立ち向かう為、
ひらすら涙を落とす。落とす。


 
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