□私が貴方を護るのは決して無くしたくないから
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笑顔を振りまく貴方の周りにはいつも沢山の人が集まっていて、私は心が温かくなります。

私が、人から何か良くないことを言われれば、まるで我が身の事のように怒ってくれる貴方が誇らしいです。

ですから、貴方が窮地に立った時は、腹の底がとても冷たくなります。

どうか、いなくならないで。と。

体が勝手に貴方の前に飛び出してしまうのです。

貴方は複雑な表情をするけれど、貴方が無事で有ることに涙が出そうな程喜んでいる私がいるのです。

私は、貴方と違って人付き合いが上手じゃないですし、細かい事に気づくこともできません。

人に、沢山の人に。

ありがとう、と言われる貴方が酷く。

そう、とても酷く羨ましくて。

貴方のそばにいれば私にも人が寄ってくるだろうと、貴方を利用したこともありました。

こんな私を、弟、と呼んでくれる貴方が愛しくて誇らしく。

だから護りたいと思っても、貴方は複雑なだけなんでしょうけれども。

「今回の任務、ぬかるなよ」

「はいよ、了解じゃん」

軽い調子で戦地に赴く貴方の実力を疑っている訳では無いのだけれど。

無くしてしまう可能性はゼロでは無いから。

だから。

私は貴方を護りたいのですよ。

兄様。

せっかく手に入れた兄弟という悲しく、切なく、そして愛しい絆を。

みすみす手放してなるもんか。



おわり

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我愛羅はカンクロウの事を好きで好きでしょうがないと思う。
行き過ぎた兄弟愛ってやつ。



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