悪魔事典


【ふ】 4件

【フェニックス (ふぇにっくす)】
炎の不死鳥。
死期が訪れると溶岩の中に飛び込み、その炎の中からラ復活する。大きい鳥ではないが、全体に羽根が長く豊かできらびやかな色をしており、頭部には羽根でできたトサカがある。


【フェンリル (ふぇんりる)】
ゲルマン神話のロキの息子。口を開くと上顎が天に届くほど巨大な狼。
手がつけられないほど凶暴で、どんなかせも破壊してしまう。そこで神々はグレイプニルという名の魔法のひもを作り、フェンリルを世界の終わりの時まで縛り上げることに成功する。


【ヴィシュヌ (ぶぃしゅぬ)】
インド神話のひとり。妻はラクシュミー。乗り物はガルーダである。4本の腕を持ち、額にはV字の印が刻まれている。彼はチャクラと呼ばれるリング状の刃物を持っているが、その武器を使って戦うことよりも、様々な姿に変身し、その姿で世界を救うことのほうが多い。ヴィシュヌの変身した姿の中で有名なものは次の10種類である。

@マツヤ。世界が大洪水に見回れたとき人間の始祖マヌの乗った船を守った大魚。

Aクールマ。神々とアスラが乳海の撹拌を行ったときに乳海の底に潜って撹拌棒のマンダラ山を支えた大亀。

Bヴァラーハ。ヒラニヤークシャというアスラが大地を海中に引き込んだときに、これと戦い大地を引き上げた大猪。

Cナラシンハ。ヒラニヤークシャの弟、ヒラニヤカシプを倒した半獣人。

Dヴァーマナ。巨人バリに奪われた三界を取り戻すため、ヴィシュヌは小人になり3歩で歩けるだけの土地を貰える約束をする。その瞬間、ヴィシュヌは巨人ヴァーマナに姿を変え、三界のすべてを3歩で歩いてしまった。


【ヴィシュヌ・2 (ぶぃしゅぬに)】
Eパラシュラーマ。王族階級が世界を支配し、バラモン階級が弾圧された時代に人間として生まれたヴィシュヌの化身。パラシュラーマはその後、王族階級を全滅させる。

Fラーマ。大叙事詩「ラーマーヤナ」の主人公。羅刹王ラーヴァナに連れ去られた愛妻シーターを追って、弟ラクシュマナ、猿神ハヌマーンなどとともにラクシャーサ軍に戦いを挑む。激戦の末、ラーマはラーヴァナを打ち倒し、シーターを取り戻した。

Gクリシュナ。
ヴァスデーヴァとデーヴァキーの間に生まれた人の子だが、人間離れしたところがあったためヴィシュヌの化身と見られている。宿敵カンサ王を殺し、平和な町を取り戻した後、鹿と間違えて放った猟師の矢によって絶命する。

Hブッダ。仏教の創始者であるが、これは仏教を無理やりヒンドゥ教の一部としてしまった感じがある。しかも、このブッダは人間に教えを説くのではなく、悪魔に異教を広め堕落させる役割を持っているのだ。

Iカルキ。世界から道徳が失われ、破滅に瀕したときに白馬に乗って現れるとされている人物。カルキは世界中の悪を滅ぼし、世界を再び浄化させると天界へ戻る



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