悪魔事典


16件

【アナンタ (あなんた)】
インド神話に登場する千の頭を持つ蛇。ナーガ族のひとり。宇宙が混沌としていた頃、ヴィシュヌ神がこのアナンタの上で眠っていたされている

【アルダー (あるだー)】
アルダーナリシュヴァラ。インド神話のシヴァとその妻パールヴァテイがお互いの半身を合体させた姿。

【エキドナ (えきどな)】
ギリシャ神話の怪物たちの母。
上半身が女で下半身が大蛇の姿を持ち、兄である最強の怪物テュポンと交わって様々な怪物を生み出した。
エキドナが産んだ怪物をざっと紹介すると、

地獄の番犬ケルベロス
炎を噴き出す魔獣キマイラ
ゲリュオンの牛の番犬オルトロス
9つの頭を持つ大蛇ヒドラ
無数の頭を持つ龍ラドン
人間獅子スフィンクス

などいずれおとらぬ凶悪な怪物揃いである。また、エキドナは自分の子供をずいぶん殺しているヘラクレスとさえ交わり、黒海沿岸に住むスキタイ族の始祖を産んだと言われている。エキドナ自身も強力無比の怪物であったが、体中に無数の目を持つ巨人アルゴスの手によって殺される。

【カーリー (かーりー)】
インド神話の殺戮の女神で、シヴァの妻のひとり。神々の怒りの炎から生まれた女神ドゥルガー神の、さらなる激怒から生まれたのがカーリーである。
この生い立ちからも想像がつくように、カーリーは神とは思えないほど破壊欲、残虐性を持っている。

【菊池 (きくち)】
日本に生息する妖怪。御神木のそばにマヨネーズを置くと集まる。
見つけられると「ヒャン!」と言いながら逃げていくらしい…

【ギリメカラ (ぎりめから)】
スリランカの魔象。マーラに破れて以来、彼の乗り物になる。※ゲームでは物理反射でオートバトルは厳禁!

【ケロベロス (けろべろす)】
ギリシャ神話に登場する地獄の入口を守る番犬。
3つの頭に蛇の尾を持つ獰猛な犬で、エキドナとテュポンの生んだ怪物のひとつである。ヘラクレス12の難業の最期に登場する怪物がケロベロスで、彼はこの化物の3つの首と尾を同時に締め付けて気絶させ、生け捕りにしたのだった

【シヴァ (しぶぁ)】
インド神話の主神のひとり。パールバディ、ドゥルガー、カーリーを妻にもつ。天界、地上界地下界の三界に住む生き物すべてを支配し、徹底的な破壊とその後の創造を行うという二面性をもった神がシヴァである。
額に第三の目を持ち、その目から光線を出して敵を焼き殺すこともある。

【スライム (すらいむ)】
流動性で不定形の体を持つ生命体。
スライムのもととなっているのはアメーバーという単細胞の微生物である。アメーバーは粘液状の体から仮足を伸ばし、他の微生物を包み込んでから消化、吸収してしまう。このアメーバーが巨大になり人間を襲ったら…、この想像のあまりのおぞましさからモンスターとしての地位を確立したのであろう。
いずれにせよ、わりと最近に創造された怪物である。

【スルト (すると)】
ゲルマン神話の神々が生まれる前から存在していた炎の巨人。炎の剣を持ち、世界の南の果てにあるムスペルヘイムという灼熱世界の境界を守っている。ラグナロク到来時に、すべてを焼き尽くすたみムスペルヘイムから炎の軍団を引き連れて進軍して来るとされている。

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