シアワセノウタ
□第一話〜ハジマリノウタ〜
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「今は7時…。準備して食堂行くか」
今日からアルヴァはアウリア・クラスになる。
組の発表は8時半からだから間に合うだろうと思った。
組替えはクラスが変わる3年一回しか無いから楽しみにしてる人が多い。
とくに好きな人が別の組の人は…。
アルヴァは準備してすぐに部屋を出るとある部屋の前に行った。
「アイツは…もう行ったか」
アルヴァはチームを組んでいる年下の少年の真面目なところを考えれば、もう出かけていてもおかしく無いだろうと思った。
「アッチは多分まだ寝てるな」
アルヴァはもう一人、チームを組んでる少女のこと考えた。
「無視するか…」
女子寮行くの嫌だった。
何か変な噂流れると面倒だからだ。
それでも起こしに来いと言う無茶苦茶な少女だったが…。
アルヴァは寝坊する方が悪い、と思った。
「食堂に行くか、いるかも知れないし」
アルヴァは時間のことを考えて少し急いだ。