過去拍手
□21代目〜25代目
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「ただいまハニー!」
「おかえりなさいダーリン!」
「寂しかったかい?いつもすまないね、1人にさせて」
「ううん、平気よ。お仕事なんだから仕方ないわ。今日も暑い中疲れたでしょう?ごはんにする?お風呂にする?」
「そうだな、じゃあ…君にしようかな、ハニー」
「やだあダーリンたらっ!」
「ははは!」
「うふふ!」
「…おもしろいか、そのドラマ」
「うん、色んな意味でネ」
「…ああ…そう」
「いいナー新婚さん」
「今のシーンのどこに羨ましがる要素があったんでィ」
「結婚したらハニーとか呼ばれてみたいアル!」
「…俺は呼ばねェからな」
「えー」
「えーじゃねェよ!」
「別にいいモン、ハニーって呼んでくれる人と結婚するから」
「えっ!?」
「何ヨ」
「な、何ってお前…ここまで来てそりゃねーだろ」
「私はまだ若いから今からでも取り返しつくアル」
「いやいやいや!ちょっとよく考えてみ!?」
「何を?」
「え!?何をって…」
「何だヨ、言ってみろヨ」
「いや、だから…」
「はーやーくー」
「ハ、ハニーってのはな、」
「うん」
「…蜂蜜って…意味なんだぜ?」
「…」
「…」
「…」
「…蜂の蜜…だぜ?」
「…」
「…」
「…それは何か嫌アルな!!」
「だ、だろ!?」
「蜂蜜なんて呼ばれるくらいだったら名前で呼ばれる方が何倍も幸せアル!」
「な?だから俺にしとけって、何回でも名前で呼んでやるから」
「うん、そーする!」
「…神楽」
「うん?」
「…俺と結婚してくれるんだよな?」
「?今更何言ってるアルか?馬鹿じゃねーの?」
「…ははは、デスヨネー」
(結婚式まで1週間を切ったある日の出来事)