過去拍手

□26代目〜最後
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※パラレル沖神会話文です。大丈夫な方は下へどうぞ!※


































「悪ィ、待った?」

「うん、1分くらい」

「それはもう『ううん、今来たとこ』でいいんじゃね?」

「質問に正確に答えただけアル」

「あーそーかよ。まあとりあえず入れば?」

「おじゃましますヨー」

「合い鍵やっぱいるよなァ」

「んー?待ってるから大丈夫アル。あんまり帰りが遅い時はドア壊して入るし」

「早急にいるな、合い鍵」

「冗談アル」

「お前何飲む?」

「今日みたいな冷える日は熱燗に限るネ!」

「ざけんな、オメーに日本酒は二度と飲ませねェ」

「何でヨ」

「酒癖悪すぎっからに決まってんだろィ。お子様は桃チューハイでもすすってな」

「けち」

「何とでも言え」

「私もう21なのヨ!!子供じゃないの!!杏露酒ぐらい飲めるの!!」

「…あるの知ってて言ったな?」

「ソンナコトナイヨ!あ、焼鳥買ってきたアル。皮さあ、タレと塩どっち?」

「俺塩」

「私タレ!タレの方が絶対おいしいのに」

「じゃあタレ」

「えっ、私がタレ食べるからだめ」

「何なんだよ!」

「もーいいじゃんさっさと乾杯しよ!今日も社長のせいで疲れたヨー」

「…あのさあ、最近仕事どう?」

「?特に変わった事はないアル」

「あ、そう。例の銀髪の社長ともうまくいってんの?」

「銀ちゃん?まあぐーたらだけど何だかんだ言ってみんな信頼してるし、いい人ヨ。沖田は?」

「俺は別にふつー」

「ふうん?」

「思ったんだけどさ」

「うん」

「結婚しようか、俺ら」

「………は?…結こ…、…えっ、…え?いや、何言ってんの?」

「一緒に住もう」

「だっ…て、私、まだ21なんだけど…」

「さっきは『もう21』っつってたじゃん」

「いやそれとこれでは話が…な、何で急に?」

「別に急でもねェだろ。嫌?」

「嫌じゃない!嫌じゃないけど〜…」

「…」

「…とりあえず、飲も?」

「ああ、」

「はいかんぱーい」

「で?」

「嫌じゃないけど今は嫌」

「何それ」

「だってまだこどもだもん」

「杏露酒が飲めるくらいには大人だろィ」

「熱燗飲んでも平気になって漸く大人ヨ」

「…本っ当、昔から調子いい時だけこどもになりやがって」

「だって早すぎるアルどう考えても。でもこの先沖田以外の人と付き合う気はないから、いつか、ネ」

「ちなみにこどもが出来たらどうする?」

「産む」

「オッケー、今すぐしようか。脱げ」

「デキ婚は嫌」

「じゃあお前と今すぐ結婚したい俺はどうしたらいいんでさァ」

「えー?私がその気になるまで待ってて」

「あー…結婚してェ」

「ねぇ、本当は何かあったんじゃないアルか」

「…お前が銀髪の男と仲良く腕組んでホテルに入ってくとこ見た」

「はあ?んなわけないアル、誰があんな適当男と!!」

「…でも確かに見たんだよなァ…夢で」

「夢かよ!!」

「そう」

「…あのネ、さっきも言ったけど私沖田以外の人とは付き合う気ないから」

「でも不安」

「結婚なんて紙の上でのやり取りアル。万に一つもありはしないけど私が心変わりしたとして、そんなもんがあったからって私をつなぎ止めておけると思う?」

「…」

「そんなもんに捕われてる沖田は好きじゃない」

「…ごめん」

「いいヨ。今度は指輪くらい準備してからプロポーズしてよネ」

「はい」

「そんなに焦らなくたっていいじゃん。私はどこにも行かないアル」

「…だな、どうかしてたかもしれねェ」

「あ、心配しなくても私は沖田を信じてるヨ」

「キスしよ」

「お前さっきから発言が突発的すぎネ」

「しよっていうか、して」

「キモい。…あ、そういえば着替え忘れた」

「え?じゃあ今日帰んの?」

「んーでも明日休みだし泊まるアル。後でコンビニいってくる。服何か貸して」

「そういや多分前泊まった時忘れてったのがあるわ」

「ああ本当?よかった」

「…神楽」

「何?」

「いや?愛してるよ?」

「もう酔ってるアルか?」

「お前にな」

「ばか?」

「ばかでもいい、俺はお前に酔っていたいんだ」

「私も酔いたいな、熱燗で」

「それは俺がいない時に飲んで」

「ひどっ」
































(『デキ婚は嫌』はデキ婚フラグ)
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