過去の過ち
□茜色
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別れてくれと、言われた。
寂しい言葉だね。
お前と別れるなんて…。
何故にあの時に、愛してると言えなかったのか?
その事で、いつも後悔をする。
人生に出会いや別れは、当たり前なのに。
笑っていても、遊んでいても、俺の瞳は濡れている。
今の俺の心は、茜色に染まっている。
全ては、お前の為さ。
いったいお前は、今何処にいるんだ?
あの愛しい声や、顔はもう見れないのだろうか…。
もう一度、やり直せないのだろうか。
俺達はこれで、終わってしまうのだろうか。
今夜も俺は、酒を呑む。
頭を空っぽにして、また酒を呑む。
そして、静かに目を閉じる。
お前と夢で会う為に…