擬人化アンパンマン&二次創作

□好きと嫌いの狭間で揺れて
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最近、貴方が気になる自分に気がついた。


好きと嫌いの狭間で揺れて


カレーパンマンは良く笑う。
そして良く泣く。
感情を殺していたあの頃の私とは全く違う。

◆◆◆

「食パンマン?小麦粉を持ってきてくれないかい?」
「(無言で頷く)」

「食パンマンー!サッカーしよ?」
「(無言で首を振る)」
「うん分かった、また今度ねー!」

◆◆◆

冷めた子供だった。
いや、生意気と言った方が的確かもしれなかった。
泣かず、笑わず、必要以上には喋らなかった。
だけど、子供過ぎるのよりも大人っぽく振舞った方が良かった。
周囲からの目もそちらの方が断然良く映った筈だ。
しかし、今はどうだろう。
今、彼にとって自分は周囲だ。
それでも。
今、彼が良く見える。
自分なんかよりもずっと。

「ホント、何なんだろう・・・」

あんな子供っぽい奴なのに
目は自然に動いていた
人目でも多く彼の姿を・・・・
追い求めていた。
あのあどけなさ、少年っぽさ。
自分の1番苦手なタイプだったのに

「今じゃ、目で追うくらいだもんなあ」

人の心はわからない
でも。
好きと嫌いの狭間で揺れてるうちに
好きになるかもしれない
だって・・・・

人の心は不安定で不可解だから
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