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□*追悼
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じゃあきっと、蝉さんは冬が好きなんですね。
だって、泡みたいに息が白く出るじゃないですか?
生きているって証拠でしょう?
岩西にフードを引かれ、後ろに転がった。
「バカかお前は!」
岩西の怒声が響く。
あいつの目が、本気だったのはわかっていた。
あいつが、死んだ安藤の弟が、嘘をついていない事も。
弾き出された弾は、俺の横をすり抜け、窓を撃ち抜いた。
あぁ…
「バカはお前だ!岩西!!」
俺は岩西に掴みかかっていた。
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