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□私のことを
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「雲雀さん 雲雀さん」
「うん」
「夜風が少し冷たいですね」
「うん」
「雲雀さん」
「うん」
「私雲雀さんだいすきなんです」
「うん」
「本当に本当にだいすきです」
「うん」
「毎日電話します、から」
「うん」
「うざがられてもメール、します、から」
「うん」
「だいすき、ですか、ら」
「うん」
「私、またこっちに」
「うん」
「今、から、いっぱい勉強、して」
「うん」


重力に逆らえず私の目から雫が頬をつたう


「会い、に、きます、から、」
「―うん」



月明かりの下、雲雀さんは涙の止まらない私をだきしめてくれた



だいすきです。この世でいちばんあなたのことがだいすきなんです。そんなあなたと離れてしまうなんて悲しくて哀しくて私は耐え切れません。あなたの声が聞こえなくなるなんて。あなたの顔が見れなくなるなんて。あなたに抱きしめてもらえなくなるなんて。考えられません。ましてやあなたが私のことを忘れてしまうかもしれないなんて



私のことを忘れないで
(明日私はこの街を出て新しい生活を始める)


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せつないのをかきたかったのになんだこれは…

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