過去・拍手・その2

□10年3月23日までの拍手・未完
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「おい白馬、あそこにおられるのは、依頼人様ではないのか?」
事務所のお客様用ソファに座っている女性を見て、工藤がお茶を入れている白馬にひそひそと声をかける。
「その通りですよ。久しぶりのお客様なんですから、絶対に逃がさないようにしないと!」
「うちのCAP見ても依頼するかねぇ」
嘆息する工藤に、白馬が真面目な顔で行った。
「判断力低下するように、紅茶に一服盛りますね♪」
「オメー見て逃げ出すわ!バカタレ!止めろ!」
「わかりましたよ…」
なんだ、そのしぶしぶさは!!
「工藤くんは、CAPを呼んできて下さい。ついでに服部くんも」
「2人一緒なのか?」
何気なくきくと、白馬は肩をすくめた。
「ゲームですよ、ゲーム。昨夜からずっと」
「ゲームだぁぁ?」
「呼んですぐに来なければ、ゲーム機捨てるか壊して下さいね」
「はいよ」
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