はなし

□としや君とその妹。(完結)
1ページ/9ページ


としや君とその妹(優奈)

「ジリリリリリ!」
けたたましい目覚ましの音がして俺は目覚めた。
「う〜ん・・・後少し・・・」
カチャ。
腕を伸ばして目覚ましのスイッチを切り、再び眠りにつこうとする。

ドドドドドドドドド!

何かが近づいてくる、
ガチャ!
何かは俺の部屋に入ってきたみたいだ。
「お兄ちゃ〜ん、朝だよ〜。・・・寝てるの?しかたないなぁ、」
少しずつ妹の声が近づいてくる。

「チュッ」

ん?唇に何か柔らかい感触が・・・この感触は・・・キス??
いや、いくら兄妹だからって・・・キスはまずいだろ、てかふつうしないだろ?

そんなことを考えていると、布団の中に何かがもぞもぞと入り込んでくる感触が。

俺はたまらず目を開けた。目を開くと目の前に妹の姿が、
「お前何してんの?」
妹はじっと俺を見つめ、
「お兄ちゃんと寝てる。」
何が言いたいんだ?
「嫌そうじゃなくてな、」
「お兄ちゃん寝たふりしてるんだもん〜」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ