Novel

□Holy Project−第二部−
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西暦1500年。時代は戦国の世。
室町幕府は弱体化し、下剋上の風潮の中、各地に台頭していた戦国大名は従来の守護領国制に代わる大名領国制を形成し、軍事が発達した、そんな時代。


そんな荒れ狂う世の中にも平和好きな大名がいたそうな…。


ジ「……」

「……」


小高い丘に建てられた城の最上階の部屋のド真ん中に座るのは金髪のちょんまげが凛々しい青年。名は、ジオニ−。
手には、箸!!


ブ〜ン、ブブブ〜ン


微かな羽音が聞こえる方を横目でキッと睨み、スッとしなやかな動きで箸を持ち上げた。

刹那、


ジ「イキャウオェェェェェェェェ「うっさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁいっっ!!!!!」



ドガッッ


勢いよく叫び、蝿に箸が届くか届かないかというところでジオニ−は床に沈められた。
たんこぶを生やして倒れるジオニ−の上には、拳をつくって仁王立ちするホリ代姫の姿があった。

ホ「ちょっと今何時だと思ってんの!?4時よ4時!おちおち寝てもいられないじゃない!近所迷惑にも程があるわよ!!」


ジ「そんなホリ代、近所だなんて他人行儀な。俺達は夫婦じゃないか。ほら、いつも通りダーリンと呼んで「チェストぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」グギャァァァァァ!!!!!!




−その頃台所には−


G「上うっさいでちゅねー!!」(←みそ汁担当)


J「いつものことでおじゃる…あっ、茶柱」(←チョコボール担当)


Y「ッタッタッタッタタッ」(←肉担…当ιι)


迷惑がっている飯使いがいたそうな。




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