Novel

□〜女百戦ライブ編〜
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ア「よし!!そうと決まれば早速出るわよ!!さっきの笑顔忘れないでね!さっ、行くわよ!!」

ホ「はっ、はい」

アンジュにインカムをつけられタジタジになりながらも、ステージに向かう2人。

ホ社「あっっ、ちょっと待っ」

社長の声はもはや2人には届いていなかった。


 
ア『みなさーん!!ホタテがきましたよ〜』

ステージにでてすぐ、アンジュは報告した。



ワアァァァーーー

ホタテちゃぁん〜


いっきににぎやかになる会場。
なかには
《Love me Hotate vV》
という声まで聞こえる。

メンバーも突然のことに驚いた。

モ「呼んで呼んで!!」

ラ「ホタテ!?」

ナ「やっと来たのね!!」

みんな驚いているが、怒っている気配はなかった。

ア『ホラ、お呼びよホタテ!!』

ホ『はぃっ!!』

そう応えさっきの笑顔でステージに出てきた。

ホ『ゴメンナサイ皆さん!!
遅れちゃいましたー

あ…あ…あ…
アンガトー!
皆さん大好きです!!』

遅れたのに待っていてくれたファンの方やメンバーに感謝気持ちでいっぱいになる。

ヒョコヒョコ頭を下げながら、自分の立ち位置である"キーボード"のそばまで行くと浅黒い肌の少女が座っていることに気づいた。
もちろん。同じ会社の同僚でもなければ、今日が初対面。なぜかキーボードの前でくつろいでいる。

しばらく見ていたホタテだが…

ホ『って誰ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!???』

我が物顔で座っている人物を見て、思わず声をあげてしまった。


?「お〜君がホタテちゃんデスか!?

私はジーミー。ジオニーの妹なのデスヨ。ヨロシクデス!!」

ジオニーの妹だという"ジーミー"は、親しげに握手をしようと手を差し出している。


ホ「はぁ…よろしくお願いします…。」

とりあえず握手をかえすホタテ。


(ん?ちょっと待てよ…ジオニーって…)


ホ「え〜〜!!ジオニーってもしかしなくてもバナナ大好きな、でもって社長の彼氏のジオニー!!!」


ジー「そーデスよ。兄貴がお世話になってます。」


ステージ上で話していると、急に客席のほうから叫び声がきこえてきた。


?「ジーミー!!バカ!!

お前はまだ修業の身!何、舞台に立ってんだ!!」

ギャーギャー騒いでいる。
ジーミーの知り合いかと思ったがあまり気にしてないようだ。


ホ「あれ、何?」

ジー「師匠のマオでス。

ワタシ作詞家目指してニッポンに来たノ。
代役は帰りマス。ステージ終わったらまた会おうネv」

トコトコ歩いて去っていくジーミー。
これで帰るのかと思われたが…


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※ジーミー設定
顔と首あたりだけ焼いてて黒い。
そのうち白く戻ります。

※師匠は地黒。

Byホリ代
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