甘い水

□急がば回れ
1ページ/5ページ








太陽が最も高く昇る頃のこと。



鳴り止まぬ電子音の四重奏。



飛び交う怒号に、舌打ちの嵐。





時刻は午後2時過ぎ。






そこは混沌であった。








「ユキちゃん、○○運輸引き取りの伝票出して!」



先輩のオデッサに言われ、ユキは慌てて情報をパソコンキーに打ち込んでいく。






ユキが勤めているのは冷蔵倉庫を運営している会社で、ユキはそこで、荷物の引き取りや、荷物の管理を行っている。

小規模な会社な為、事務所の人数は4人、と少ない。




次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ