第1部
□第二話
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#2 再会
藍色の髪に緑色の瞳。
間違いない。
アスランだ…。
キラ 「どうして…」
やっとの事で声を絞り出すとアスランは指を口にあて、
アス 「しっ…」
アスランは指を口にあて、外に行こうとジェスチャーで僕に訴えた。
隣にいるカガリは祈り疲れたのか眠っているようだ。
そんな彼女を優しい眼差しで見るアスランは昔のアスランそのままだった。
キラ(なぜ…!?君は…!!)
近くの林で僕らは座ってお互いを見た。四年ぶりだ。
アス 「すまない。キラ。彼女を起こしたくなかったんだ。」
キラ 「アスラン…。帰って来たの??」
アス 「いや…。あいつがこの隣街にいるっていうから追いかけてきたんだ。この風で野宿はキツいからな。教会で…と思ったら…。」
キラ 「ふぅん。」
まただ。
その優しい瞳。
僕はアスランの優しい瞳にほんの少しだけ嫉妬した。
アス 「大丈夫だ。彼女に話しかけたりはしていない。明日にもすぐに出ていくさ。」
キラ 「君は何がしたいの??」
アス 「あいつは父さんを失脚させただけでなく父さんと母さんの命も奪ったんだ!!復讐して何が悪い!?」
キラ 「でもっ!!でも復讐したって君の両親は戻ってこないよ??」
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