第4部

□第3話
1ページ/9ページ


シーゲル 「…そんなことが」

一部始終を話すとシーゲル様は驚いた顔でこちらを見た。

ディアッカ 「はい。ニコルの元へはキラが向かいました」

ふむ……と顎に手をやり少し思案したシーゲル様だがすぐに納得顔になり

シーゲル 「キラくんならニコルもやりやすいだろう。もしかしたら最強パートナーになるかもしれないな」

うん、とかなり娘であるラクス様の案が気に入ったようだ。

だがそこよりも俺にはもっと気になることがあった。

ディアッカ 「…シーゲル様もラクス様と同じ事をおっしゃるんですね;」

シーゲル 「ラクスと??」

ディアッカ 「はい…;」

そう。
あの時、ラクス様はきっぱりと言い切ったんだよな;

ディアッカ 「んじゃ、ニコルとは面識があるから俺が行くかな」

ラクス 「いいえ。ニコルさんの元へはキラに行って頂きます」

キラ 「僕??」

ラクス 「はい。キラならきっとうまくやって頂けますわ」

ディアッカ 「…ラクス様、俺は??」

ラクス 「ディアッカにはお父様の元へ行って頂きますわ」

ディアッカ 「それって俺にニコルの相棒は無理って事ですか??」

ラクス様は清々しいくらいの爽やかな笑顔で

ラクス 「はい。ディアッカにはイザークと合流して頂く必要がありますもの」

ディアッカ 「!!Σ」

キラ 「…;;;」

ってやっぱり俺とイザークはセットなワケね;

ディアッカ 「…ってワケなんですよ(泣)」

シーゲル 「ははは。でもラクスの言うようにイザークはディアッカにしかお願いできないからな」




.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ