小説【短編】

□秀麗にストーカー?!
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翌日、不安そうな秀麗と護衛の燕青は共に1日を過ごした。燕青が一緒ならば大丈夫だろうと、静蘭は思ったが気付くと二人のあとをつけていた。


ーーーーその晩。
静蘭は燕青を呼び出した。燕青は静蘭に珍しく呼び出され驚いていたが、秀麗の護衛として共に過ごした今日のことを聞きたいのだとすぐさま理解し二人は室をあとにした。

「…で、どうだったんだ?」
「んー…とね…、不審者が俺らの後を1日つけてたかなぁ」
のほほんと言い切る燕青。静蘭は燕青を問いただす。
「な…、それがわかってて今日1日無視していたというのか?」
真っ黒な…いや、今にも殺されかねないオーラを燕青は感じた。
「なぁ、静蘭ってさ。今日みたいに、ずーっと姫さんの後つけてんの?」
二人をつけていたことを、いとも簡単に見破られてしまったが静蘭は気にも止めなかった。
「当たり前だ、お嬢様にもしものことがあったらどーするんだ。」
先程より更にオーラは黒くなり増加する。『うし、なら決まりだな』と言うと、ニカッと燕青は静蘭に笑顔を向ける。

「静蘭。犯人はさ、お前だよ」


…………………?
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