小説【短編】

□黎深の嫌がらせ
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「秀麗はいつ帰ってくるのだ?今日か?明日か?それとも昨日か?なぁ、しゅーえー…しゅーえー…!?」
楸瑛の肩を掴みガタガタと揺さぶる劉輝。

「しゅ…主上、落ち着いて下さい。」
「今日や明日ならまだしも、『昨日』という選択肢は有り得ませんよ。」と冷静に諭す楸瑛であった。

「これが落ち着いていられるかぁ…ぅぅ…」

劉輝はとうとう泣き出した。

「あー…その…。それで、黎深様からの手紙にはなんと書いてあったのですか?」

うずくまり泣いている劉輝に質問する。
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