補助板

【い】 10件

【家 (いえ)】
そこには
複雑に絡み合いながら
今にも千切れそうな鎖が見えた


【家 (いえ)】
私の欲しい絆はそこになく
ただ戒めの鎖が
貴方をつないでいて


【生き方 (いきかた)】
立ち止まれば生きていけない、
そんな生物だったら
もっと話は簡単になるだろうに。


【遺書 (いしょ)】
消える前にかく手紙
だけど私には託す人もいない
まだ信頼できる人がいないから


【痛み (いたみ)】
チクチクとお腹が痛いのも
ガンガンと頭が痛むのも
私が 生きている証拠。
それから、
シクシクと胸が痛くなるのは
感情がある証拠なんだろう。


【一 (いち)】
全ての始まりの数は
それ以上でも以下でもなく
ただ 終わらない


【一度 (いちど)】
一度しかないモノが多くて
生きれば生きるほど
イミテーションが増える


【一片 (いっぺん)】
つたえたい言ノ葉のカケラが
自分のこころのウィークポイントで
ひっかき傷をつくるような


【営み (いとなみ)】
創造するために破壊して、
破壊するために創造して、
そんな終わりのない営みは
私たちだけのモノだろう。


【異邦 (いほう)】
ここではない何処かから
寄せては引く波のように
フラリと現われ消えていく
心ノ病という異邦物



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